なにをいまさら…

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おぶせ三館共通入場券

2024年GWの小布施。写真多く撮りすぎたので3回に分けてアップします。「おぶせ三館共通入場券」で巡ったところを中心になります。
まず、小布施といえば北斎ということで、開館時間に北斎館へ。

北斎の冨嶽三十六景、北斎漫画、版本挿絵などなど見どころ多く、ひとつづつじっくり見ていると結構時間が過ぎていました。 そして祭屋台天井絵。これは凄い!

続けて高井鴻山記念館へ。北斎館からは栗の小径ですぐ近くです。北斎館で、ここと小布施ミュージアムとの三館共通入場券を購入しておきました。高井鴻山は豪商であり文化人。北斎のパトロンにて晩年の北斎を支えた人物です。同郷の佐久間象山とも交流があり幕末の一端を担っています。さらには自身も絵心があり、またコレクションも素晴らしい。一部が展示されているのと、当時の建物も見学でいました。コレクションは撮影不可でしたので建物の写真になります。

おぶせミュージアム・中島千波館へ。3館共通券があるのでこちらも。北斎館からは歩くと15分くらいです。駐車場があったので車移動のほうが良いのかもしれませんが、小布施の散策を兼ねてぶらぶらしながら訪れました。中島千波は小布施町出身の日本画家。桜、とくにしだれ桜の作品が展示されており、作品の前には椅子があるので、ゆったりと作品を鑑賞できます。ここも見ごたえありました。庭もきれいで凝ったベンチもあり、ここでもゆっくりとできます。

そして、おぶせミュージアム・中島千波館のもう一つの展示が、祭屋台です。木彫が素晴らしい。

最後にもう1か所。岩松院です。北斎の晩年の傑作である天井の鳳凰図があります。

拝観料500円で、絵の解説がありました。福島正則の菩提寺でもあり、小林一茶ゆかりのお寺「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」。

葛飾北斎筆 八方睨み鳳凰図
葛飾北斎88歳から89歳にかけての作品といわれています。北斎は83歳を初めとして小布施に4回訪れており、4回目の滞在約1年をかけて大間天井に鳳凰図を描きました。翌年江戸に戻り、90歳で亡くなっています。

大きさは畳21枚分。塗り替えは1度も行っておりません。朱・鉛丹・石黄・岩緑青・花紺青・べろ藍・藍など顔料を膠水で溶いた絵具で彩色されており、周囲は胡粉、下地に白土を塗り重ね金箔の砂子が蒔かれています。制作時の痕跡として、絵皿の跡が残っています。

岩松院のHPからの引用です。本当に素晴らしい天井絵でした。写真撮影はできませんのが、実際に見て、迫力と色彩の素晴らしさを体感できました。

DATA  

この日の機材

SONY α7R V
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical

 行った日

2024年4月

 行ったところ