埼玉県入間市にある旧石川組製糸西洋館。大正10年に建てられた洋風木造建築です。明治から昭和の初めにかけて全国有数の製糸会社であった石川組製糸により外国商人を招くための迎賓館。重厚感があり、かつ繊細な装飾で、芸術的にも美しい建物です。裏手に駐車場があるですが、ここから見ただけで感動。表に廻って全景を見るともっと素晴らしかった。ただ見学日が限られているので、見学者は結構いました。
昨日のNHK『坂の上の雲』でも、イギリス人から「英国に生糸を売って英国の軍艦を買えばいいい」、というセリフがありました。日露戦争直前の日英同盟の時期、明治35年(1902年)です。石川組製糸は、明治26年(1893年)に操業が開始ですから、石川組製糸も外国が主な取引き先として財を成したでした。そこで外国商人が現地視察に訪れるに当たり、贅を尽くして建てたのが「西洋館」とのことです。いくつかの部屋を見てみましょう。
什器も照明も素晴らしい。
2階の和室。
古い建物のため一部傷んでいるところもありますが、こちらも見ることができるのもうれしいですね。
ここは、ロケでもよく使われるそうです。いろいろな洋館も見ていますが、ここはトッププラスに素晴らしい場所でした。
窓からの景色。教会らしき建物がみえます。な、なんと、ヴォーリズ建築らしいです。近くまでいきましょう。
DATA
この日の機材
SONY α7R V
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
行った日
2023年11月
行ったところ