宮崎県日向市美々津。神話では神武天皇がこの地から東方征伐に出港したと。って云われてもピンとこないのでwikiで神武天皇を調べると、『日本書紀』によると日向の生まれ、『古事記』によると日向では高千穂宮にいた。45歳のときに東征を開始、畝傍山の東南橿原の地に都を開き初代天皇として即位。即位76年に、崩御。享年は127歳(『古事記』では137歳という)。神武天皇の即位年月日は、『日本書紀』の記述に基づいて、明治期に法的・慣習的に紀元前660年の旧暦元旦、新暦の2月11日とされている。
『日本書紀』『古事記』の世界ではあるけど、2月11日は今も建国記念の日です。また神武天皇がこの地から東方征伐したとのことで戦前の日本海軍は海軍発祥の地としています。戦後、進駐軍はこの碑を破壊したらしいですが。同じ敷地にある立磐神社は、神武天皇御東遷の際、美々津港より船出するにあたり、航海の安全を祈念されたと。境内には、神武天皇が座られたという「神武天皇御腰掛の岩」があるようです。
そんな歴史が伝承される美々津の町並みです。
江戸時代は高鍋藩秋月氏の商業港として栄え、藩主もこの港を参勤交代に利用していました。港に並行する三本の主道路や、それに直交するツキヌケ(防火地)が江戸時代からの町割りの姿を残しています。
廻船問屋や商家が並び古の賑わいが感じられます。
港に抜けるツキヌケ(防火地)と云われる筋も風情があります。
町ごとの共同井戸も残されていました。
近代の建物も少しありました。
ちょうど空き地になっているところがあったのですが、家々の奥まで続いておりかなり大きな造りだったことがわかります。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount
行ったところ