京都市営地下鉄東西線小野駅。駅名にも残る小野、小野妹子、平安時代の小野篁など小野氏の一族が栄えたといわれるこの地域ですが、ここ『隨心院』のある場所は“絶世の美女”小野小町の屋敷跡ではないかと伝わるそうです。とはいっても全国260か所以上もの地域に小野小町に絡んでいる伝説が残っているようですが。。。旧奈良街道から総門へ、そして参道を歩きます。
庫裡の玄関には受付があり御朱印がいただけます。この時期は春季限定御朱印のようです(御朱印集めしていないので。。。でも見たら可愛らしかったです)
そしてこの小野小町の絵が飾られていました。ジミー西村というかたの作品らしいです。
境内の中に入っていきます。ちょっと迷路みたいになってます。大きな籠が。
ここは立ち入り禁止でしたが僧侶が歩いてきました。
所縁のものが飾ってありますが、壁紙が美しい!
廊下の杉戸絵が見事です。これは写真OKっぽいのでたくさん撮っておきました。
表書院。狩野派の襖絵、これは写真NGとのこと。しかし見事です。せめて近づいてみたいですね。
能之間にある襖絵「極彩色梅匂小町絵図」。二人組の若手アーティスト「だるま商店」が手掛けたこの鮮やかな現代アート、小野小町の一生を描いているそうです。ちょっと前まで写真NGだったようですが、インスタ映えも狙ってか最近OKになったそう。
ここ庭園も素晴らしいのです。
そして本堂へ。
ちょうど法事が催されており仏像は拝めませんでした。
奥書院へ向かいます。本堂に一番近い部屋には老いた小野小町の絵が。絶世の美女だったのが70才くらいまで生きて老年期は卒塔婆小町とか悪口を言われていたそうですが、心は優しかったそうです。まさに「花の色は ~」のような人生だったのでしょうか。
奥書院の襖絵も狩野派。でも写真はNGです。廊下を撮るとどうしても入ってしまうwww
この部屋は法事のかたの待合室でした。ちょうど誰もいなくて写真NGともなかったので。。。
外に出てみましょう。小野小町の絵馬。梅の形が可愛いですね。「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふるながめせしまに」百人一首でも有名な小野小町の歌碑。
藥医門。ここ桜綺麗そう。
化粧の井戸。小野小町がこの井戸水で化粧していたとか。
さて、遅咲きの『はねずの梅』が咲いている小野梅園。月末は『はねず踊り』というイベントがある予定でしたが残念ながら中止。でも梅は咲いています。
ちょっと雨に濡れておしとやかに。
京都山科はさほど観光客も多くないし、コロナ、雨と、おかげで人がほとんどいなくて、とても静かな雰囲気のなか贅沢な時を過ごすことができました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
Carl Zeiss Loxia 21mm F2.8
行ったところ
公式HP:http://www.zuishinin.or.jp/
拝観料:500円。 梅園は別途500円(セット券は800円)