前回に紹介した吾妻線。戦時中に採掘された鉄鉱石の輸送のための路線として開業(まあ開業したのは1945年。。。)今は草津万座などへの玄関口になっているが、このまま長野に抜ける計画もあったらしい。ただこの辺りは火山地帯、また鉱山も多く延長は断念、しかも八ッ場ダムにて線路付け替えとちょっと不運な路線。さらに開業当時は支線があり、それが今回紹介する太子駅の太子線。草津に向かう旧国道沿いにあります。駐車場がむちゃくちゃ広い。なんでもヘリポート兼ねているとか。ドクターヘリとかですね。このあたりは道も走りやすいのだが、隣の嬬恋はキャベツ、草津は温泉で潤っているのだろうけど中之条は八ッ場ダムの恩恵を受けているのかもしれません。
駐車場から階段を降りると、綺麗な家々が。
そして太子駅。
いま、この終着駅太子駅がクラウドファンディングで復元され観光スポットとなったらしいです。入場料は200円。きっぷが模されていますが、川原湯行き。川原湯って八ッ場ダム建設で移設された駅。地元の方のいろんな思いが詰まっていそう。。。昭和45年当時はこのくらいの金額だったようです。駅舎の中は簡易的な歴史のパネルと展示。
外にも説明版。
ホームがあり、いくつかの貨車が展示されています。このホーム地中に埋もれていたそうです。じつは結構お客さんいて全体の写真撮れませんでした。。。
ネットでいまさら調べてみたら、フォトジェニックやらインスタ映えやら廃墟やらで流行りの言葉で装飾されています。観光客を呼ぼうといろいろと手立ても打っていますね。確かに写真撮りにはいいスポット。ちょっと現像も派手目にしてみました。
ここのみどころは「ホッパー」。鉄山で採取された鉄鉱石を貯めて、貨車に積み込む施設のことで、まるで廃墟として残されています。崩れ落ちる危険があるとのことで中に入ることはできませんが、近くでみることができます。
古い写真をみると3階建て構造のようですが、いまは1階のみが残されています。階段途中からは上からも見ることができます。
若い家族が「ジブリみたい!」っていっていました。ラピュタのイメージかな?自撮り棒で撮ってい人もいるなど思い思いに青空の下で楽しんでいるように見えます。私自身も廃線と廃墟、満足できる気持ちいい施設でした。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
Carl Zeiss Loxia 35mm F2
行ったところ