2020年12月23日に選定された高岡市吉久重要伝統的建造物群保存地区。伏木での米穀商を中心に整えた町並み。江戸時代、加賀藩の年貢米を収納する『御蔵』の設置にあたり、承応4年(1655)、放生津往来沿いに吉久新村が町立てされ米穀商が集まってきたとのこと。砺波などの米が北前船で大阪に運ばれていました。残されている町家も明治くらいから昭和初期までのようです。
地割は江戸後期のまま。ただこの町家の一角以外は現代の戸建てやアパートなどばかりです。
千本格子、この辺りでは『さまのこ』と云われているようです。
この重伝建はこれでほぼ全てです。15分もあればゆっくりと散策できます。
調べると重伝建のエリアとしては狭いほうですが、ここよりも狭い重伝建もあります。ここはエリア内においても地割はそのままでも、旧放生津往来沿いに一部町家が残されてるのみで、周りが現代の住宅ばかりなので、歴史的建造物を期待するととても狭く感じます。なんか無理矢理に重伝建にしたのかな?でも逆に考えるとよくここだけ残ったなとも思います。千本格子の町家を見ることはできます。正式な駐車場も見当たらず観光客もいないので静かに散策はできました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー ULTRON 28mm F2
行ったところ