岡山県高梁(たかはし)市、ここには何回来たことだろうか?
青春18きっぷでの伯備線の乗り継ぎが多いかな。また備中松山城にも数回。おそらく高梁市で一番有名な場所。
これは3年前夏の備中松山城の写真、真田丸のオープニングでも使われていましたね。
城下町の町並みもとても綺麗で、『石火矢町ふるさと村』として町並み景観が整備されているのです。
高梁市に来るたびにチラシとかパンフレットで『吹屋ふるさと村』気になっていたのだけど、いつも時間足りずに断念。
なので今回は『吹屋ふるさと村』だけを目標に来ました。ちなみに、正式名称は
- 岡山県認定の「ふるさと村」では、『吹屋ふるさと村』
- 文化庁認定の重要伝統的建造物群保存地区では『高梁市吹屋伝統建造物群保存地区』
らしいです。どうでもいいですねw
岡山駅近くでレンタカー借りて、約1時間30分ほど。途中山道で不安になったけど、なんとか到着。
千枚観光駐車場。無料です。(もう1か所あります。)乗用車が数台止まっているだけでした。まあ平日の15時近い時間なのでしょうがないか。。。
すぐに赤銅色の瓦が見えます。石州瓦っていうんですね。
『ベンガラが語りかける、繁栄の歴史』赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く吹屋の町並み、この町並みこそ、江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産です。
豪商が財にあかせて建てた豪邸は、全国各地に見ることができます。しかし、吹屋の特異な点は、個々の屋敷が豪華さを纏うのではなく、旦那衆が相談の上で石州(今の島根県)から宮大工の棟梁たちを招いて、町全体が統一されたコンセプトの下に建てられたという当時としては驚くべき先進的な思想にあります。
昭和49年には岡山県のふるさと村に認定され、昭和52年には文化庁から国の重要伝統的建造物群保存地区の認定を受けました。
新幹線乗っていると、岡山、広島辺りの山間部での家々の瓦が赤銅色だったので、てっきりここが産地かと。石州瓦は島根県の石見地が産地のよう。なので、ベンガラは瓦だけに使われていると思っていました。間違ってました。
赤銅色の瓦屋根、ベンガラ格子、赤土壁。。。見てください、この統一された街並みを。
なんかこれだけでも映画のセットみたいですね。実際ロケも多いようです。
すこし町中に進んでいきましょう。このあたりは豪商の屋敷らしく今は資料館のようです。でも休館みたい。。。
郵便局、ここも昔からのままらしいです。
しかし、休館ばかりだな~って思っていると
<冬期12/1~3/20休館日(年末年始を除く)>
一部施設について、平日(火~金)は休館いたします。
◆旧片山家住宅・広兼邸 … 休館日なし
◆郷土館・ベンガラ館・笹畝坑道(※)…休館日 平日火~金
#土日月祝は開館いたします。
えっ?えっ?えっ?この日は金曜日。冬季休暇中じゃん。残念。。。(涙
あとここもね。
吹屋小学校 改修工事について
現在、県重要文化財の旧吹屋小学校校舎の保存修理中です。
完成予定は平成32年3月。
この道の先は吹屋小学校 、日本最古の現役木造校舎。ここも朝ドラとかで使われていました。ちなみに改修中です。(これは調べておいた♪)
さて町並み散策に戻ります。玄関の灯かりも凝ってますね。
外観は統一感もたせつつも建物は個性ありますね。
このあたりは商店のエリアでしょうか?
造り酒屋もあり、醤油製造も盛んなよう。
ベンガラ染めですね。
ここは薬屋?カフェのようです。
カフェは他にもいくつかありました。(開いているお店もありましたよ)
何か所か伝言板もありました。みなさん遠くから来てますね。
この辺りまでのようです。
少し高台に登ってみました。
この町並みの周りにも関連施設があるので、ちょっと廻ってみました。
笹畝坑道。ここは入ってみたい!入口下で出口が上という。中どうなっているのだろう?
広兼邸。犬神家の一族のロケ地。
一番行きたかったのがベンガラ館。でもまた今度。
この周辺廻るのも道が細く運転に神経使います。
この山間地でのこの街並み、栄華を極めていたことでしょう。今日休館でしたが町並み見るだけでも満足でした。でも資料館やベンガラ館に行きたいので、ここはリベンジですね。
とはいえ、この山間地なんせ遠い。岡山から岡山自動車道の賀陽IC下りて約40kmしかも高梁市市街地抜けるとほぼ山道。かつ1台通るのがやっとの険しい場所もあり、ナビ合ってるてるの?と思うほど。山間の棚田を見ながらのんびりドライブってしたいけど、ちょっと運転気を使いますね。
安全運転で!
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical
Voigtlander HELIAR classic 75mm F1.8
*最初の3枚のみ SONY α7s+SEL1635Z
すべてRAW撮影、 Lightroom現像
赤色強調したかったので、Fuji Velvia100のシミュレーションかけてます。
行ったところ
☆このサイトの道案内が手書きPDF!、また今冬季休暇中なのか9月で情報止まってます。
☆駐車場は無料。
撮影日
2019年2月8日