タイトル、失礼な書き方ですいません。
ここは岩手県金ケ崎町(ケは大文字ですw)。この道の挟んで面積約34.8haの範囲が『金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区』なのです。写真右の赤い屋根が白糸まちなみ交流館(手前の小屋はトイレw)。ナビに入れていたのですが通り過ぎてしまいましたwww旧奥州街道側には案内板ありますが、北上から車できた道には何も案内無し。ちょっと戸惑ってしまいました。
さもあれ、この白糸まちなみ交流館に車停めて、まずは少し知識入れて案内地図もらって散策にいきましょう。
あら、ここ、この囲炉裏があって、パンフ置いてあるだけでした。(奥に人いるようでしたが。。。)
ここは、伊達領と北上川挟んで南部領との境になり伊達領の重要な要害として武家町が築かれたとのこと。とはいえ藩領内、半士半農が多かったようですが。要害(お城みたいなものですね)跡は、ちょうど1枚目の写真撮ったあたり、ここの奥が本丸、その奥に二の丸があったようです。
歩いてみると堀や土塁らしき地形にあたります。
少し歩くと金ケ崎神社。
ここからは北上川の堤から遠くまでよく見えます。敵(南部藩)の動きもよくわかりますね。
生垣で囲まれたお屋敷、弓型の小路、ここの武家町の特徴です。
上の写真の右側は今の普通の住宅。生垣ありながらも普通の住宅が混在しています。この小路をいくと、旧坂本家侍住宅。ここは内部公開されていました。
手作りのお土産。
3月に飾るひな人形が用意されていました。(スタンプラリーするそうです)※この写真は75mmレンズ
せっかく来たので、とお茶頂きました。※これも75mmレンズ
もう少し先に行くと、細目家庭園。綺麗な生垣です。
いったんここまでで戻ります。そして最初に来た交流館の道路わたり南側の小路へ。
エグネと呼ぶスギの屋敷林、そして曲がった道。これもここの武家町の特徴とのこと。
片平丁旧大沼家侍住宅が見えてきます。
では正面から28mmで。この主屋、馬屋、厠の三ツ家形式はこの地域の特徴らしいです。
ちょっと雪道歩いた後が目立ってしまったので、少し離れて75mmで撮ってみました。
ここが金ケ崎要害歴史館。最初にここ来るべきでした。駐車場も広いし。
歴史館を出て枡形の道沿いに。大松沢家があります。ここ、地元の方によるとランチ美味しいらしいです。残念ながらランチ時間13時半までだったので間に合いませんでした。
建物はちょっと大正モダン的な住宅で素敵です。
このあたりの小路は武家町っぽく感じます。
ここ伊藤家侍住宅もカフェのようでちょうど食事終わった家族連れが出てきてました。
土合丁旧大沼家侍住宅、ここも内部公開されています。
古い道具が展示してあります。
ここは、ちょっと前まで都会の方がこの古民家へ移住していたそうです。手放す際に買い取ったと。柱にくさび跡がありますが茅葺だけだと寒いので天井貼っていた跡だそう。
なかなか修繕も大変で技術のある職人不足で茅葺も張り替えられないらしい。薪も大変だけど今は自動薪割機なるものがあるのでこれは楽になったと。
この重伝建エリアにはほかにも住宅多くあります。昔ながらの住宅もあれば現代の住宅も。雪降る地域なのでどうしてもサッシ2重にしたり暖房器具入れるので昔のままでは生活大変ですもんね。
こうやって約2時間くらい歩いてみると、小路、生垣を活かした武家町としての町作りの様子が分かります。これが重伝建で認定された理由ですね。
実は、ここ『金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区』電線地中化がされていません。他の重伝建の資料見ると補助金で電線地中化しているようですが。あまりお金使っていないのかな?
この日は休日にも関わらず観光客はいませんでした。でも町並みを歩くと住民が結構声かけてくれていろいろと説明もしてくれます。いろいろお話している中で聞いた話だと、重伝建に申請する当初に住民と「観光地化しない」の約束があったそうです。とはいえせっかくの認定、パンフレットも丁寧でわかりやすいし、住居も少しづつカフェにしたり少しお土産売ったりスタンプラリーとかで町おこししているようですね。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
Voigtlander ULTRON 28mm F2
Voigtlander HELIAR classic 75mm F1.8
すべてRAW撮影、 Lightroom現像
kodak gold 100風のシミュレーションにしてみました。
行ったところ
撮影日
2019年2月11日