続いて薩摩川内市入来麓伝統的建造物群保存地区へ。
駐車場も完備されており見学しやすい所でした。山あいのシラス台地にあり、車でも訪れやすいのですが、交通量も多くないのでとても静かな町並みです。
鎌倉時代、相模の渋谷氏の一族が治めたのが始まりにて、清色城を中心に栄えていたとのとのことです。清色城は中世の山城の様子を残しているようで、登山道も整備さており垂直な崖のような堀切を見ることができるようです。サンダル履きでの城址散策は厳しそうでしたので、装備して次回に。この階段の上は小学校。もともとは居館(地頭仮屋)跡です。
さて、中世名残もあり近世になって整備されたとされる町割りを散策しましょう。石垣と生垣が続きます。他の麓ではどうしても遠くに高い建物が見えていますが、ここは城址と山の自然のみ。この雰囲気は素晴らしいです。
漆喰壁土蔵。壁や石垣がくすんで見えるのは桜島の火山灰によるものと旧増田家住宅のガイドの方から聞きました。
旧増田家住宅。ここは見学できますので少し入ってみました。主屋は明治初期、蔵は大正時代のようです。
浴室便所。
ここにはガイドの方が常駐していました。とても気さくなおばあちゃんでずっと雑談になってしまいましたがw。
もう少し散策しましょう。
かやぶき門。
ここは素晴らしい重伝建でした。極端に観光地化もされていないので、店の客引き的な人もいません。町並みも綺麗に行き届いており、無理に作った武家屋敷っぽい建物ないので、ありのままの中世からの現代の町並みがあります。ガイドや案内の人だけでなく、まちの人は大人も子供もみんな挨拶してくれます。気持ちよく散策できました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount
行ったところ