藤田記念庭園、弘前城公園の横にある邸宅と庭園。藤田さんって?弘前市出身の藤田謙一氏、日本商工会議所初代会頭に就任、日本屈指の財界人として活躍した実業家。勅選貴族院議員とのこと。いわゆる名士ですね。
ここの喫茶室が評判よさそうだったので、寄ってみました。
庭園はかなりの広さのようで、HPによると『総面積は約21,800m2(約6,600坪)あり、東北地方においては平泉毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園です。』
ただ冬期開園は高台部のみ公開でした。まあこの雪深さだと奥まで行くのは大変そう。旧藤田家別邸和館。国の登録有形文化財です。冬季は内部公開されていないようです。
奥のレンガの建物、旧藤田家別邸倉庫(考古館)も国の登録有形文化財です。ちなみに写真全部写っていませんが、手前の旧藤田家別邸冠木門及び両袖番屋国の登録有形文化財です。
倉庫の内部です。ちょっと前までは考古館だったようですが、今は「クラフト&和カフェ 匠館」としてリニューアルされたようです。
内装は耐震工事など変わっていますが、外装はほぼそのまま。
旧藤田家別邸洋館、ここも国の登録有形文化財です。設計は弘前出身で弘前の近代建築、洋風建築のキーマン堀江佐吉の六男金造、施工は長男彦三郎。
玄関を入ると明りが入る高い天井。ロビーに置いてあるガラス工芸が美しい。2階は貸し切りだったようで階段上ることが出来ませんでした。なので、1階をご紹介します。今は音楽ホールとしても貸し出している大広間。ピアノはドイツ ベヒシュタイン社 モデルA 1900年製。同社のピアノは「ピアノのシュトラディバリウス」とも呼ばれています(HPより)。綺麗な音がするんでしょうね。聴いてみたいです。
仕切りに暖炉がある小部屋。ここは何に使われていたのでしょうか。明りをとっているステンドグラスが素敵でした。
藤田謙一資料室。
ガラスもいろいろあります。さて、お腹も空いてきたので大正浪漫喫茶室へ。14時過ぎていましたがほぼ満席でした。かろうじてバルコニー席のテーブルがひとつ空いていたので通してもらいました。
メニューみるといろいろと目移りが。弘前といえばアップルパイでしょうが、ここはナポリタンで。たしか800円くらい。結構手ごろな値段ですね♪しかもおいしい♪桜の季節はかなり混むみたいです。ラッキーでした。入口で雪かきしていたスタッフも気持ちいい。これだけ国の登録有形文化財があっても案内も控えめで、とても好感が持てます。庭園を廻ることが出来ないのは残念だけどこの雪では仕方ないでしょう。緑の美しい季節に来てみたいですね。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm
行ったところ
公式HP:http://www.hirosakipark.or.jp/hujita/
入場料:冬期開園は高台部・洋館・匠館のみとなり、入園無料。通常は320円。
弘前城との共通券の年パスがあるみたい。住んでたら買ってるな。