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弘前城下町なかちょう

弘前市仲町伝統的建造物群保存地区


弘前城の城下町は、南北に長く東西に短いほぼ矩形の弘前城を、自然地形を活かしながら四方から取り囲むように配置された。今は搦手門となっている北門(亀甲門)が当初の弘前城の大手門であり、その北側に亀甲町と呼ばれる一筋の町人町をはさんで、数か町の侍町が配置された。この侍町を仲町と呼んでいるが、保存地区はこの地域のほぼ3分の2、面積約10.6ヘクタールの区域である。
保存地区は往時の地割りをよく踏襲しているほか、道路沿いに連続するサワラの生垣、点在する門や板塀、前庭の樹木が独特の景観を生みだし、前庭の奥に建つ木造真壁造の主屋とともに城下町の雰囲気を残している。
近年、多くの伝統的な町並みが大きく変ぼうしているなかにあって、江戸時代の武家屋敷街の景観を今に伝える地区として重要である。
(弘前市HPより http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyou/bunkazai/kuni/kuni31.html

弘前市仲町は重伝建に多くみられる古い武家屋敷や商家、宿場が保存されているのではなく、住まいは現代の住居に変わってはいるが、区割りや景観が見所なのでちょっとマニア向けなのかもしれません。

前に紹介した岩手県金ケ崎町も似た雰囲気がありました。 

www.naniwoimasara.com

 

では、弘前市仲町伝統的建造物群保存地区を見てみましょう。弘前城の亀甲門から1本筋をを入るとこの雰囲気です。f:id:imasara3:20200206150551j:plainサワラの生垣、美しいですね。f:id:imasara3:20200206150500j:plain

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いくつか武家住宅が移築されています。4棟ある武家住宅は冬季は3棟が曜日ごとで持ち回りで公開されています。(すべて無料です。維持費大変そう。)

この日は旧弘前藩諸士住宅(旧笹森家住宅)が開館していました。宝暦6年(1756)の文献に記載があることから、弘前市の伝建地区内に現存する最古の武家住宅にて、国の重要文化財にも指定されています。
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客人はここから迎い入れたそうです。f:id:imasara3:20200206151020j:plain

家人は土間から。f:id:imasara3:20200206152828j:plain

部屋の造りは質素です。f:id:imasara3:20200206151458j:plain

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解説の方によると下級武士の住居だったとのこと。f:id:imasara3:20200206151700j:plain

外に出るとまた美しい雪景色です。f:id:imasara3:20200208111626j:plain

別日ですが、旧伊東家住宅(青森県重宝)が開いていました。伊東家は江戸時代代々藩医と務めていたとの事。 

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奥に茅葺き屋根の旧梅田家住宅がありますが、ここは冬季は閉鎖のようです。f:id:imasara3:20200208111235j:plain

伊東家の玄関を入ります。f:id:imasara3:20200208111017j:plain

つきあたりは台所の間。ダイニングキッチンですね。f:id:imasara3:20200208110624j:plain

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いまでいうリビングルームでしょうか。二部屋続いていますが広い作りになっています。ちょっと階級は上のほうだったのでしょう。f:id:imasara3:20200208110738j:plain

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隅には物置?使用人の部屋?らしき部屋がありました。f:id:imasara3:20200208110750j:plain

さて、お濠沿いに戻ります。f:id:imasara3:20200206153321j:plain

弘前城亀甲門向かいの道路沿いに残る古い商家、石場家住宅です。江戸時代中期の建築と推定され、国指定重要文化財に指定されています。f:id:imasara3:20200208104533j:plain雪を防ぐために、こみせになっていますね。f:id:imasara3:20200208104606j:plain

ここは100円の入場料があります。ただ案内も説明も無くちょっと不愛想でした。。。前の武士住宅のボランティア?の方はとても親切だったのに。。。まあとりあえず中に。f:id:imasara3:20200208104834j:plain奥は蔵のようです。f:id:imasara3:20200208104913j:plain普通に生活しているのか、現代のものも散乱しています。(写さないようにはしていますが)f:id:imasara3:20200208105220j:plain

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重伝建の地区は電線も地中化され、生垣も綺麗に整えられていて美しさが保たれています。緑の映える季節は見応えありそうです。ただちょっと地味ですよね。

DATA  

この日の機材

SONY α7RⅡ

SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm

 

 行ったところ