京都には万華鏡、根付といったちょっと拘りのある小さなミュージアムがいくつかありますがどれも興味深いのです。 ここ並河靖之七宝記念館は七宝焼きの博物館。明治から大正時代に活躍した七宝焼き作家並河靖之の七宝の作品と自宅兼工房跡を公開しています。
七宝焼きの作品は撮影できないけど、どれも素晴らしい。光の入り込み方で雰囲気も変わってくるし、とても繊細にできている美しい作品ばかりでした。
ちょっと建物の様子を。
明治27年に建てられたこの建物は、表屋・主屋・旧工房・旧窯場が国登録有形文化財に指定されており、外観は大規模な表屋造で京都の伝統的な商家の構えをしている。(公式サイトより)
内玄関
海外から客人を迎え入れた応接間は当時のままとのこと。
庭へ廻ってみます。
作庭は「植治」こと七代目・小川治兵衛。家が隣同士だったよしみだったようです。琵琶湖疎水からの豊富な水を用いた躍動的なデザイン。「水の庭」でもあり石の使い方も素晴らしい。時折見てうっとりしているサイト『おにわさん』(https://oniwa.garden/)でも評価高いです。
中に戻ります。各部屋ごとでテーマに沿って七宝焼き作品は展示されていました。通り庭(台所)をちょっと覗いて玄関に戻ります。けっこう長居していたようです。入る前は正直800円高いと思いましたが、出るときには大満足でした。
この辺りは古い町屋が並んでいますね。
静寂のときが流れます。
秋ごろの訪問でしたので、すっかり夕方になっていました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー ULTRON 28mm F2
行ったところ
公式サイト:http://www8.plala.or.jp/nayspo/index.html
入場料:800円