近江八幡の町並みを散策していると、江戸時代末期からの商家のなかに、近代建築の建物も目立ちます。青い目の近江商人とも呼ばれているウィリアム・メレル・ヴォーリズによる功績が大きいのでしょう。ヴォーリズは、もとは高校の英語教師として、またキリスト教の伝道師として来日。近江八幡に居を構え、布教において教会の建築に携わり、ほか学校、商業施設や個人宅なども設計。近江八幡にも多くの作品が今も残されています。またビジネス面でも英才を発揮。
そんなのヴォーリズ建築の「旧八幡郵便局」(1921年)です。今はヴォーリズ建築の資料が展示され無料で公開されています。
これは私書箱?
玄関かどこかで使われていたのでしょうか?
陶器のようですが、壁材として活用されていたのでしょう。
2階へ。
大正、昭和と同じ景色を見ることができます。窓が大きので室内は明るいですね。
旧ヴォーリズ住宅(1931年)ヴォーリズの自邸として使用された建物をヴォーリズの記念館にしています。予約制で見学はできるようですが、この頃は予約受付していませんでした。電話で聞きましたが、予約開始も未定でまずは滋賀県民からと話をされていました。
旧ヴォーリズ住宅の裏手にある、学校法人ヴォーリズ学園近江兄弟社中学校・高等学校。地元じゃ当たり前に感じていると思いますが、よそ者からみると凄いネーミング。
新しそうな建物も統一感があるので、一粒社ヴォーリズ建築事務所でしょうね。
ヴォーリズ建築って内部を見学できるところってあまりないんですよね。今でも使われていることが多いからなんでしょうけど、使われ続けているって素晴らしいですね。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
Carl Zeiss Loxia 21mm F2.8
Carl Zeiss Loxia 85mm F2.4
行ったところ