なにをいまさら…

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【終戦特集、平和を改めて考える。】鹿屋航空基地史料館と串良航空基地跡を巡る。

鹿屋航空基地史料館は海上自衛隊鹿屋航空基地の敷地内にあります。昭和11年に旧日本海軍鹿屋海軍航空基地として開設、戦時中後半は特攻基地、戦後すぐに進駐軍が駐留、現在は海上自衛隊の基地として日本の安全を守ってくれています。防衛もしかりですが災害での活躍も多く見られます。

ここに訪れた日はコロナの影響にて予約制にて1時間半の滞在にて消毒作業に入るようです。予約知らずに飛込で来てしまったので、すぐには入れず。。。次の時間は書いているとの事で口頭予約して、ちょっと他の所を廻って戻ってきました。なので写真の順番はちょっと違いますが、まずは鹿屋航空基地史料館をご紹介。f:id:imasara3:20210815225526j:plainすぐに階段を登って2階へ。鹿屋基地の歴史のあと、大きな部屋には「零式艦上戦闘機52型丙」。垂水市浜平の海岸で引き揚げられたものと旧加世田市吹上浜で引き揚げられたものを合体復元したとの事です。f:id:imasara3:20210815225548j:plain

f:id:imasara3:20210815225608j:plainその奥は特攻(神風特攻隊)の遺品や手紙が展示されています。知覧よりも緊迫感を感じられ、私的には鹿屋のほうがよりいろいろと深く感じ取り考えせられる場所です。

1階は海上自衛隊のPR施設になっています。f:id:imasara3:20210815225635j:plain

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外には少しだけ離れていますが、二式大型飛行艇。ホントに大きい!これが昭和15年に作られて実際に飛行していたなんて、凄い技術です。f:id:imasara3:20210815225830j:plain

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f:id:imasara3:20210815230227j:plainほか、自衛隊の過去に使用していた飛行機やヘリが並べられています。f:id:imasara3:20210815230243j:plain

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さて、10kmくらい離れた場所にある串良航空基地跡です。鹿屋の特攻基地として使われていたようです。鹿屋基地からは908名、串良基地からは363名の特攻隊員が出撃し、その尊い命を失いました。(知覧は439名だそうです。)

残されている戦争遺跡も少しあります。串良基地跡の地下壕第一電信室。f:id:imasara3:20210815230440j:plain

f:id:imasara3:20210815230500j:plain中に入ることができます。f:id:imasara3:20210815230519j:plain

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そして串良航空基地跡には今は平和公園です。慰霊塔が建てられています。隣の野球場では高校野球の試合をしていました。f:id:imasara3:20210815230659j:plain滑走路のようです。f:id:imasara3:20210815230719j:plain

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鹿屋基地では真珠湾攻撃の作戦会議が行われました。戦時中はアジア中国沖縄戦の基地として、さらには特攻基地となり終戦を迎えています。そして終戦後まもなく進駐軍が上陸してきます。その最初の上陸も鹿屋市の海岸なのです。(ここは7年前の訪問にてiPhoneでの写真です。)

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ちなみにこの7年前は鹿屋、知覧と廻り枕崎の戦艦大和沈没の遺影もみてきました。

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7年ぶりの訪問でしたがやはり重い気持ちになり、平和の尊さを感じることができました。

DATA  

この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount


 行ったところ

www.mod.go.jpi

今は予約制です。またHPみたら県外からの来館は自粛してください、と書いてありました。