なにをいまさら…

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秘窯の里、伊万里大川内山の町並み

有田焼と伊万里焼、まったくの別物だと思っていましたが、ちょっと調べてみたらちょっと驚きで、有田の窯元で造られた陶器が伊万里港から出荷されていて、有田の窯元の陶器が伊万里焼と呼ばれていたとのこと。有田焼の名は明治後期以降に呼ばれるようになったとか。海外でも有名な古伊万里なども有田なんですね。地図見ても実際に行ってみても近いし。じゃ伊万里は?っていうと陶器の密輸が多かったようで、玉石混交にて、また佐賀藩(鍋島藩)としても取り締まるために、今回紹介する大川内山にて、将軍家や諸大名に献上するため最上級品「鍋島焼」を作る秘窯の里として開いたそうです。そのために関所を設けて部外者の出入りを見張っていたのです。f:id:imasara3:20210501231949j:plain

f:id:imasara3:20210501232010j:plain現代も有田市から伊万里市に車を走らせると、焼物のふるさとという雰囲気があり、橋などにも陶器が使われています。ここは大川内山への入り口の橋です。f:id:imasara3:20210501233149j:plain駐車場も入口付近にあります。町並みは古いままですので自動車が通れるような道幅ではありません。少し見てみましょう。で、町並みへの入り口には片岡鶴太郎工芸館!f:id:imasara3:20210501234045j:plain

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f:id:imasara3:20210501233740j:plain石畳が雨でより一層美しく映えます。f:id:imasara3:20210501233819j:plain

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f:id:imasara3:20210501233846j:plain少し高台へ。ここ清正公堂って書いてある。加藤清正かな?f:id:imasara3:20210502001921j:plainここはやってなさそう。。。鍋島藩って九州廻っているとちょこちょと耳にするけど調べるととても面白くて興味を惹きます。大河ドラマとでやってくれないかな。f:id:imasara3:20210502001942j:plain

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鍋島藩窯公園の展望台方面へ。f:id:imasara3:20210501234705j:plain

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f:id:imasara3:20210501235020j:plainここでは江戸時代の窯の跡も見ることができます。f:id:imasara3:20210501234819j:plain

f:id:imasara3:20210501234859j:plain現代の窯も少しだけ覗かせてもらいました。f:id:imasara3:20210501235245j:plain

また関所付近では、藩窯時代より陶石を細かく砕くため水の力を利用した水車や大型の臼も見ることができます。f:id:imasara3:20210502000019j:plain

f:id:imasara3:20210501235950j:plainここへの道は砕かれた陶器?が足元に。。。f:id:imasara3:20210502000225j:plain

陶器製のベル。f:id:imasara3:20210502000404j:plain風鈴。これなら買えそう!欲しい!でも夕方の閉店時間過ぎていました。。。f:id:imasara3:20210502000417j:plain

ちなみに駐車場の案内図も陶器製。しかもデカい!f:id:imasara3:20210502000345j:plain

有田の市街地が重伝建なら、ここも、と考えてしましますが、そこは秘窯の里。目立つことはしないけど良い焼物を作り続けていく、そんな感じでしょうか。ここは窯元と販売店しかありません。そんな頑なな町並みが素晴らしく、秘窯の里、最高です。

DATA  

この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー ULTRON 35mm F1.7 Vintage Line Aspherical VM


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