世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、12の構成資産から成り立っていますが、その一つである春日集落に行ってきました。
春日集落拠点施設「かたりな」には春日住民の方々が、語り部としておばあちゃんががいろいろとお茶を飲みながらお話をしてくださるそうです。中で資料を見学しているとおじいちゃんが声を掛けてくれました。ちょっと人も多かったのですが、お茶と少しお話を伺って、周りを散策しました。
「かたりな」の目の前にも集落と棚田が広がります。ここは小春日エリアになります。
約460年前(1560年ごろ)領主の籠手田氏がキリシタンの洗礼を受けた後、改宗を指
導したガスパル・ヴィレラ神父の手によって、住民がキリスト教に一斉改宗し、春日集落は日本における初期のキリスト教の地となりました。
その後は潜伏キリシタンとして「春日の棚田」での農漁村の生活をしています。語り部としておばあちゃんおじいちゃんも潜伏キリシタンの歴史を受け継ぐ証人なのでしょう。
さて、400年以上続く「春日の棚田」。おじいちゃんからは道細いけどまで上まで車で行けるよ、と言われましたが、農作業していたトラクターあったので、途中の公民館に車を停めて徒歩で登ることにしました。見下ろすと海と棚田、素晴らしい情景です。これを宣教師も見て感動したとか。途中に丸尾山という小高い丘があり祠があります。この下にキリシタンの墓が埋もれてるのです。教会のあった場所は定かではないようですが、周辺からはキリシタン関連の遺跡があるようです。
棚田の全景です。ここの棚田は美しいですね。
ここから平戸島をぐるりと回りました。島のあちこちに教会があり、隠れキリシタンの伝統が生きています。
また、車を走らせていると美しい棚田も多くあります。
平戸は棚田と海の美しい所ですね。感動しました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
行ったところ