なにをいまさら…

α7RII/α7IV/α7RV/M10-P/レンズ/写真/風景/夜景/町並み/さまよい/さすらい/日常

山梨の鉄道遺産『勝沼トンネル群』

山梨にも近代遺産、産業遺産が残されていますが、観光資産にもなっており、おそらく一番?有名なトンネルを中心に散策してきました。

まずは近代土木遺産にも選ばれている祝橋。勝沼名産の葡萄がこの橋から中央線の勝沼駅に運ばれたそうです。江戸時代は馬で甲州街道をいくつもの峠を越えて江戸まで運んでいたそうですが、明治36年に開通した中央線によって早く、しかも大量に送れることになりました。東京と山梨を結ぶために笹子トンネルはじめ多くのトンネルを通っています。中央線も多くのトンネルがありますが蒸気機関車から電車になり特急も走り、トンネル工事や鉄道の技術も発達し、少しルートを換えてスピードアップできるようになっています。

ここ勝沼では古いトンネルをワインカーブ(貯蔵庫)として活用しています。煉瓦の建物は観光案内所ですが、ここの方が鍵を開けて案内してくれました。旧国鉄深沢トンネルです。国鉄のトンネル跡も名残がわかります。

旧国鉄深沢トンネルを振り返ると、大日影トンネル。入口辺りには勝沼の歴史、中央線の歴史、トンネルの歴史がパネルになっています。もう何年も閉じられていますね。。。この下にある河川隧道の素晴らしいです。大日影トンネル。柵から覗いてみましょう。

1番との表示は、架線支持点番号、トンネル内の電柱番号との事です。何番まで続いているかというと153番でした。そうワインカーブから大日影トンネルを抜けると旧勝沼駅にも遊歩道入口があります。(今は車で廻る必要がありますが。。。)

同じ案内板があります。そりゃそうですね。現在使われている下りのトンネルとはお隣同士です。ここの河川トンネルも素晴らしいです。見事なレンガ造りですね。横の橋脚あとはスイッチバック用でしょうか。旧勝沼駅ではスイッチバックが行われていましたが、その名残も残されています。

そしてこの橋を渡ると旧勝沼駅ホーム。桜の名所でもあるようで。電車と桜とワインを楽しめるんですね。

ここの下にもレンガ造りのトンネルらしきものが。埋められてしまっていますが。。。いまの勝沼ぶどう郷駅です。

3月に訪れたのでした。高台にあるので眺めも素晴らしいですね。

DATA  

この日の機材
SONY α7 IV
フォクトレンダー NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

 行ったところ