◇旧岩崎邸庭園
ここのところ工事続きで足が遠のいていたが11月になって外装工事が終わったようなので行ってみた。
あまりにも有名で重要文化財にもなっており、洋館は 「日本近代建築の父」と呼ばれるジョサイア・コンドルの設計。和館の設計は大工棟梁の大河喜十郎らしい。
一番近い最寄り駅は湯島。ラブホを横目に入口へ。
坂を登ると入場券売り場、コインロッカー等があり、この光景が目に入ってきます。
えっ、10月までの外壁塗装工事とやらで、色が変わってしまった。。。
ちょっと残念な外装に。なんなら全部いっぺんに塗装しなおしたほうがよかったにとも思うし、塗装色は古いほうに合わせて欲しかった。
入口近辺ではいまだに工事をしており、旧池之端文化センター跡地を買い取って?の庭園拡張らしい。
中に入ってみよう。
ここは入口に警備員います。靴を脱いでビニール袋にいれて持ち歩くよう指示されます。中にもスタッフがいたるところに座っていて、内部の撮影は土日禁止なので見張っている様子にも見えるし、たぶん重要文化財なので傷つけたりしないように、との意味もあるかとも思うけど。
この日は平日、内部撮影可能です!
まずは一番有名であろうこの入口入ってすぐの階段。ちなみに階段途中で写真撮っていると、スタッフに注意されます。
旧岩崎邸庭園の洋館は有名なので部分ごとで写真をまとめてみました。
まずは天井装飾。
暖炉の装飾
壁紙、特に金唐革紙を。また調度品も。
1階のベランダの英国ミントン製のタイル
バカラ社のグラス
2階のトイレはドルトン社製らしい
ドレッシングルーム?
ここは西側にある階段(立ち入り禁止です)。メインの大階段と同様に地下にもつながっています。
メインエントランスを室内から。窓の装飾、ステンドグラスが映えます。
ここは現在スタッフの出入口として使われている西側の玄関。ここもステンドグラスが映えます。
1階玄関から右側には和館が見えます。
下のコンクリむき出しの部分は地下なのです。
では和館に向かいましょう。
廊下を突き当たり、右側の襖。もともとはこの奥にも部屋が続いていた様子。
庭園側の廊下です。大広間は今はお土産と喫茶室になっています。
床の間。襖や壁には当時は鮮やかな絵だったのかもしれないが面影はある。
細かなところでは釘隠しなどに岩崎家の家紋が。
和館から外に出ると、和と洋のコラボレーション。当時の貴族の栄華が偲ばれます。
この日、庭園にはほんのりと紅葉が。
洋館東側には、コ ンドル設計の撞球室(ビリヤード場)。内部には貴重な金唐革紙の壁紙が貼られている。(入れないけど)
洋館から地下道でつながっているらしい。(日によって公開されているらしいが、まだ行った事ありません)
最後に外観をぐるりと。
まずは北側正面入り口。
南側から
南東から。
東側から
そして西側から。ここの景色は、同じ敷地にある国立近現代建築資料館の2階から見ることが出来ます。
今の庭園拡張が完成すると庭が広くなり、いろいろと花木等も見ることもできるようになりますね。ただ、あのエアコン室外機だらけの集合住宅も良く見えることになりそうです。それはそれで楽しみですw
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III E-mount
Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4
すべてRAW撮影、 Lightroom現像
撮影および編集について
15mm外観、内観。40mmは調度品を中心に撮りました。
いくつかの写真はトリミングしています。
平日でもガイドツアーや団体も多く、なかなか人を入れずにとることが大変でした。
行ったところ
☆入園料 一般 400円
☆建物内での撮影は平日のみ可能です。
撮影日
2018年11月