哲学の道を歩いていると、結構古めの建築が目に留まります。
昭和初期くらいの竣工でしょうか。いまでも大切に住まわれているようですね。
さて、今回はノートルダム女学院・和中庵です。
和中庵とは
「和中庵」は滋賀県近江五箇荘(ごかしょう)出身の繊維製造販売業者、藤井 彦四郎(ふじい ひこしろう、1876年-1956年)が贅を尽くし、粋を凝らして建てた、鹿ヶ谷の山裾の林を開拓した広大な庭園を持つ邸宅である。
昭和24年(1949年)にノートルダム教育修道女会が取得。修道院として改造、利用した後、平成20年(2008年)にノートルダム女学院中学高等学校に移管された。(公式HPより http://wachuan.notredame-jogakuin.ed.jp/index.html )
今は学校の施設のようで、年何回か一般公開されてるようです。
近江って聞くとヴォーリズか?と思ってしまいますが、藤井 彦四郎自身が設計に携わったそうです。
玄関の手前にテントがあり、まずはテントの下で説明を受けます。中にも説明員がいるので都度都度説明を聞くことができました。注意事項として、撮影はOKだけど校舎は絶対に撮らないようにとの言われました。
さて、玄関から入っていきましょう。入ってすぐの左側の部屋です。1階の応接間。高そうなソファーですね~
修道院としても使われていた名残もすこしあります。
2階へいきましょう。
聖堂として使われた2階洋間へ。
修道院の時はシャンデリアではなく普通の蛍光灯だったそうです。
すりガラスから紅葉がぼんやりと見えて、ステンドグラスのようですね。説明の方のお話だと夕日が美しく映えるそうです。
渡り廊下。
洋館から客殿である和館へ。ここから見るとよくわかります。よくよくみると洋館の2階から和館の1階へ。山の裾野に建てられているのがわかります。
畳の間が続いている客殿。ここは修道院時代は板張りにて60人くらいが寝泊まりしていたとの事です。
和の造りのなか、これも修道院時代の名残でしょうか。
家紋の入った暖簾がありました。(説明聞いたのですが、すいません忘れました。。。)
庭には陶器で出来たテーブル。ここでお茶したら気持ちよさそう。
庭や全景も綺麗だったので他の方角も撮りたかったのですがどうしても校舎が入ってしまう。。。なので客殿からみた洋館。
そして洋館の麓には茶室があるようです。
ちょっと前まではエドヒガンの桜の木があったようですが病気のため倒木されたそうです。今は紅葉が素晴らしい。
玄関まで戻りました。外に廻り茶室の通路を確認。
もともとは今の学校の敷地にも御屋敷があったそうで。眺望も素晴らしい場所にて自然に囲まれて、優雅な生活が偲ばれます。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO
行ったところ