御用邸の続きです。
西附属邸は明治38年築とのことで昭和44年まで使われていました。この御用邸がほぼそのまま公開されています。
西附属邸門。御用邸公園の受付もここにあります。外からみると質素でありますが、中はとても広いのです。まさに質実剛健という言葉がぴったりなのです。
車寄。立派な玄関です。
さて、中に入ってみましょう。総面積1,270平米、部屋数26室の木造平屋建てとのことで全てを載せられないので主だったところを。調理場。古い冷蔵庫もありますね。天井の明り取りが独特です。外から見たときはここはサンルームかと思っていました。
供進所。食事の盛り付けや配膳をした部屋と説明があります。所縁のあるものも展示されています。
中庭
御食堂椅子。
謁見所絨毯も素晴らしいですし調度品も素晴らしい。宮廷家具というようです。
二の間。ここで寛がれたのでしょうか。テーブルにはボードゲームがあります。
赤じゅうたんを歩き次の部屋へ。ガラスも当時のものでしょうか。
畳の廊下にある部屋は御寝室。トイレや風呂も公開されています。質素ですよね。
離れには御玉突所。明治時代はビリヤード台を置いていたようですが、昭和は他の目的で使われていたようです。
沼津垣ひろば。
本邸への通路から西付属邸を。
財閥系の洋館や和館は結構残されて、当時の生活状況で公開されている屋敷も多いですが、天皇家の屋敷を公開されているところは少ないではないでしょうか。身の引き締まる思いと、当然再高級の部材を使っているとは思いますが決して豪華にはせず質実剛健な造りにしていて関心したり、トイレなんかは私たちの生活とも似てい身近に感じたりと、とても興味深い場所です。
DATA
この日の機材
SONY α7 IV
フォクトレンダー HELIAR classic 50mm F1.5 VM
フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical Vintage Line VM
行ったところ