今回の旅は中山道木曽路の主要な宿場町巡りでした。泊ったのは棧温泉旅館という昭和レトロな温泉宿。最新の設備はなくトイレも共同。でもスタッフも気持ちよく迎えてくれて、いいお湯でした。
◇廃線跡
温泉宿の目の前、ここは木曽の桟(かけはし)という名所らしいです。下の写真の右下の石積のところのようです。でも気になったのは右上のコンクリ造りの構造物。とても興味湧く。どうも怪しい。。。近くに行きたかったけど登れなさそう、残念。帰ってから調べるとやはり旧中央線の廃線跡のようです。今の新線はこのあたりトンネルです。このあたりは旧中央線、森林鉄道などの鉄道遺産多く残されているようでした。
◇崖屋造りの町並み
そんな廃線跡に心残りでしたが、この日の最初の目的地木曽福島へ。この街の見どころの一つが、崖屋造りの町並み。
玄関側は細い路地が続きます。
◇本町商店街
旧中山道木曽福島の本町商店街。昭和の面影を残す商店街として案内がでています。とは言ってもよくある駄菓子屋や昭和レトロなポスターで昭和感を出しているのではなく、リアルな昭和の建物がレトロ感を醸し出しています。こういう時間の流れ好きですね。
◇高瀬資料館
関所のすぐ隣りにある高瀬資料館。『江戸時代の侍で、薬「奇応丸」を製造していた武士の家であり、文豪・島崎藤村の姉が嫁ぎ、小説「家」のモデルとなった旧家です。』だそうです。敷地のすぐ目の前には中央線の線路が。
ちょうど崖の上に立っている感じなのですが、崖の下の駐車場には妙な扉が。。。ちょっと気になります。
◇御料館 (旧帝室林野局木曽支局庁舎)
木曽谷最古の洋風建築。現在の建物は大火のあと昭和2年に建て直されたようです。御料とか帝室とか仰々しい名前だが、木曽谷一円の御料林(皇室所有の森林)管理するために建てられたとの事。
残念ながらお休みで中には入れませんでした。
実はもう一つ同様の建物が南木曾に「山の歴史館」(旧御料局名古屋支庁妻籠出張所庁舎)として残されています。その隣は福沢桃介記念館。今回は時間なく回れませんでした。(こちらも冬季休暇中かも?)
◇発電所
福沢桃介、電力王として名を馳せていますが、一番有名なのは、国の重要文化財や近代化産業遺産に指定されてい読書(よみかき)発電所でしょう。今回も目の前を2,3回通りましたが車を停めるところが一杯で断念。ほかの国道19号から見える発電所の紹介です。
いつの日にかは発電所巡りも良いですね。
◇桃介橋
最後は重要文化財にも指定されている桃介橋。大正11年に架けられ、およそ250mの、日本一の長さを誇る木製の吊り橋。当初は 発電所建設のための軽便鉄道が通されたとのことです。夜はライトアップ?されていました。
旧中山道の時代から繁栄を誇っていた木曽路。今回は宿場町から近現代までをたどりながら思い付きで廻ってみました。ブログ書くにあたりいろいろ調べてみると山の中ゆえの大火などの災害、火山雪害水害などとの自然との闘いにより苦労もあったようですが、伝統や自然と調和し工夫を重ねながら今も生き続けているという素晴らしさを感じることが出来ました。
DATA
この日の機材
SONY α7RⅡ
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
Carl Zeiss Loxia 21mm F2.8
Carl Zeiss Loxia 35mm F2